発芽玄米

発芽玄米

『発芽玄米』という名前を聞いたことはあっても、具体的にどんな玄米なのかまでは知らない人もいるのではないでしょうか。発芽玄米は、玄米 ( もみ殻を取っただけの米 ) を水につけてわずか 0.5 〜 1mm 程度発芽させた状態の米のことをさすのです。では、なぜわざわざ発芽させる必要があるのでしょうか。

スポンサードリンク

 

発芽玄米とは


発芽は米にとって最も栄養価の高くなる時で、米の中に蓄えられていた栄養が最大限に活用される状態で、玄米を上回る栄養価を持ち、新たな栄養も生まれます。また、米の栄養素は糊粉層(ぬか)と呼ばれるものに多くの栄養が含まれています。そのため、精米した白米、糊粉層だけを取り除いた胚芽米、繊維質を含む外皮を除去した五分づき米と比較すると、この栄養価は高くなっています。

 

発芽玄米とギャバの働き


発芽玄米の中で最も注目されている栄養素はガンマ−アミノ酪酸。通称ギャバと呼ばれるものです。白米に比べて発芽玄米は10倍のギャバを含んでおり、圧倒的な栄養価を誇っています。ギャバには精神を安定させる効果があり、自律神経失調症、更年期障害などの精神的な症状に効果ある。ギャバは脳内で抑制系の神経伝達物質として存在している成分で、脳の緊張をほぐし、イライラを軽減させる効果があります。

通常ギャバは睡眠中、特に深い眠りについているときに生成さます。そのため、睡眠不足によってギャバが減少すると、イライラの原因などになります。しかし、発芽玄米を食べることによってギャバを摂取すると、発芽玄米に含まれているギャバが脳内に届き精神を落ち着けてくれるのです。
そのほか、このギャバと呼ばれる成分には、肝臓働きを活性化させて血圧を下げる効果と、肝臓の働きを促す効果もある。この効果によって、アルコールの代謝も早くなるといわれています。肝臓の他にも、腎臓の働きを活発化させて利尿効果を促すことで血圧を下げる効果があります。

 

発芽玄米でダイエット


発芽玄米は、ダイエットにも効果的です。玄米、白米よりも発芽玄米はエネルギー量(カロリー)が低く、同じ量の食事でも発芽玄米の方が、ダイエット効果があります。これは、エネルギーとなるデンプンが発芽のために糖になるので、エネルギー量が減るのです。それに加えて、発芽玄米にはミネラルやビタミンなどの多くの栄養がダイエットに必要不可欠な代謝能力を高めます。その結果、発芽玄米を食べることで太りにくい体が出来上がり、リバウンドする可能性が低くなるのです。

 

発芽玄米の作り方と炊き方

発芽玄米そのものを購入して食べることもできますが、自分で発芽玄米を育てることもできるのです。玄米と身近にあるものを利用して発芽玄米を作ることができます。炊き方も簡単なので試してみてください。自分で育てた発芽玄米はちょっと特別な感じがしますよね。

 

発芽玄米の作り方

まず玄米を研ぎ、トレー、バット、なべなどの容器に入れます。このとき、使う容器は広くて浅いものを使用した方がいいでしょう。
玄米は1センチ程度の厚みで敷き詰めます。玄米を敷き詰めたら、30度ぐらいのぬるま湯を米の頭がほんの少しだけ見える程度まで入れます。因みに、熱いお湯は注いではいけません。玄米が発芽するどころではなく、茹で上がってしまいます。上にタオルなどをかけておき、最低8時間ぐらいごとにお湯を取り替えます。このときに、タオルではなくラップなどをかけないでください。
発芽玄米を作る工程において空気を入れることが重要です。空気中に含まれる酵素の力によって玄米は発芽玄米になるのです。一日ぐらい経つと少しずつ玄米から芽が出てきて、0.5mm〜1mmぐらい目が出たら完成です。
大体、一日くらいで芽が出ますが、寒い日や水で作業した場合は、二日ぐらいがかかります。

発芽玄米を作る方法とは別に、もうひとつ方法があります。 まず、ふたつきのビンを用意します。必要な分だけ玄米を入れて、玄米の入ったビンに玄米が隠れるまで水を入れます。水の変わりにぬるま湯をいれると、発芽が安定します。このとき、浮いてしまっている玄米は、そのまま浮かべているとカビが生えてしまうので指でつついて沈めましょう。ふたを軽く閉めますが、ふたの役目はあくまでほこりなどが入らないようにするためで、それ以上の意味はありません。
室温で、夏場ならば半日から一日、冬場は2日から3日で発芽玄米になります。

 

発芽玄米の作り方の注意


この二つのうち前者がベターですが、「手間がかからないのが長続きの一番のコツ」というので、手間をかけたくない方は後者でも大丈夫ですが、後者の方は水から泡が出たり、水がにごったりしますので、そういったことが気になる方は後者の方法はお勧めできません。
水交換はバクテリアや雑菌の繁殖を防ぐための作業でもありますが、最終的には高温で炊きますし、生で食べるわけではないので危険性はほとんどなく、神経質になることもないでしょう。しかし、それが気になるようであれば、塩を加えることによって発酵が抑制され、カビが生えにくくなり、腐りにくくもなります。

 

発芽玄米の炊き方


発芽玄米は、玄米と違って簡単に炊くことができます。
まず、発芽玄米と白米を別々に研ぎます。研ぎ終わりましたら、白米のみの水加減をします。発芽玄米はすでに水分を十分に含んでいるので、混合比が一割程度であれば発芽玄米分の水は足す必要はありません。水加減をした白米に、発芽玄米を加えてあとは炊くだけです。
ちなみに、この方法は自分で作った発芽玄米の場合です。市販の発芽玄米は、パッケージの説明通りに水加減をしてください。

スポンサードリンク





 
     
お問い合わせ